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医学(Medical)と
工学(Engineering)
の融合で新時代を切り開く
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近年、医療業界ではCT, MRIといった画像診断装置の発達とともに、血管・臓器の正確な形状把握が容易になりつつあります。それに伴い、症例ごとに
“実際のサイズと形” で
“手で触れて、目で見て”
治療部位を把握したいという要求が日増しに強まっています。
また、シミュレーション技術を応用して、
“本来見えないものを見えるように”、
“予測不可能だったものを予測可能に”
することができるようになりつつあります。
MediEngではお医者様をはじめとした医療関係者の方々のみならず、患者様ご本人からの臓器3次元モデル、各種シミュレーションへのニーズに応えるべく、医療用画像(DICOM)データからSTLデータへの変換、最先端の3Dプリンターを用いた造形サービス、ヴァーチャルステントやCFDをはじめとした各種シミュレーションを取り扱います。
CT, MRI, DSA等を用いて撮影した脳血管の3次元画像データ(DICOM)から脳動脈瘤とそれに付随する脳血管を実寸大モデルで作成します。脳動脈瘤のサイズや形状、発生個所を文字通り“手に取って”把握することができます。コイル塞栓術を行う際のマイクロカテーテルのシェイピングにも有効に利用することが可能です。
脳動脈瘤部分へのステントの留置をシミュレーションします。ステントには様々な種類の、様々なサイズや長さがラインナップされていますが、「どのステントを用いれば良いか」という予測はベテランの医師をもってしても難しいものがあります。このシミュレーションで治療に最適なステントが予測可能になります。
血管の中を流れる血液の正確な挙動や血管壁に付加される力などは最新の画像診断装置をもってしても計測は不可能です。数値流体力学(CFD)と呼ばれる技術を用いて脳血管や脳動脈瘤内の血液の流れをシミュレーションすることで今まで見えなかった血流の様子や脳動脈瘤壁に付加される力などを“見える化”することが可能になります。
MediEngが扱うサービスは一見、臨床医・研究者向けのものですが、決してターゲットをお医者様に絞っているわけではありません。成人の約5%が保有すると言われている脳動脈瘤は決して珍しい病気ではありませんが、ひとたび破裂すればくも膜下出血へと至る非常に怖い病気でもあります。
治療を行う医師が脳動脈瘤に対して適切に処置できるようにすることはもちろん大切ですが、患者様ご本人が御自分の脳動脈瘤に対して“目で見て”、“手で触れて”理解することはそれと同じくらい重要な事です。MediEngが扱うサービスはCT, MRI, DSA等によって適切な解像度で撮影されたデータをDICOM形式でお持ちの方ならば、患者様やそのご家族の方を含め、どなたでもご利用頂けます。
また、MediEngは脳動脈瘤や脳血管に関わらず、各種臓器をDICOMから3次元モデル化する技術を持ち合わせています。健康診断等で撮影した御自分の臓器をモデル化したい方から、犬など動物の臓器を3次元モデル化したい獣医師の方までお気軽にContactよりご相談下さい。